PROJECTAchievements

海老名駅西口地区まちづくりガイドライン策定業務

  • エリアマネジメント
  • 官民連携 PPP/PRE
  • 都市再生・コンパクトシティ

一覧にもどる

海老名駅西口地区まちづくりガイドライン策定業務

土地区画整理事業により新たに市街化区域となる海老名駅西口地区を対象に、より良い街の形成をめざすまちづくりガイドラインの策定を行いました。土地区画整理事業の業務代行者である鹿島建設より受託し、地権者、海老名市などをメンバーとする地元協議会と協議・検討を重ねながら取りまとめを行い、また制度的な位置づけを得ていくことも前提にその組み立てを行ったものです。

実効性が伴うまちづくりガイドラインの策定

海老名駅西口地区においては、新たに市街化区域として編入される地区であったこともあり、海老名市は建物の用途、形態等に関するある程度の上乗せルールとして、地区計画についても導入を行うこととしていました。一方で、これからのまちづくりにおいては、更に多方面にわたる内容をルールとして盛り込んでいく必要性が高まるであろうとの考え方のもと、災害対応等の安全安心の側面、環境負荷低減・資源循環といった持続性、また、景観・うるおいといった快適性などの面についても、まずは自主的なルールとして定め、後々制度的な位置づけも得ていくことを念頭においたかたちで、まちづくりガイドラインの作り込みを行いました。

その後、当地区における地元協議会は、まちの価値を高めていく等の活動を行っていくためのエリアマネジメント組織として改組されました。また、当地区が景観法による景観まちづくり地区として指定されたことにより、まちづくりガイドラインのなかの景観に係わる内容については、海老名市への届出の対象行為となり、環境面等のそれ以外の内容については、建築等を行う際のチェックリスト項目として位置づけられ、当初の目論見通り、徐々に実効性を伴うものになりつつある状況となってきています。

2050年カーボンニュートラルに向けて、特に環境に関する側面などへの対応要請は今後ますます高まっていくことになるものと考えられることもあり、当地区におけるまちづくりガイドラインの策定とその運用構築の仕組みづくりは、未来に向けての社会課題への対応のあり方として、1つのプロトタイプになり得るものと考えます。

地域で考え、地域の価値をより高める
「海老名駅西口地区」独自のルールづくり

地域で考え、地域の価値をより高める<br>「海老名駅西口地区」独自のルールづくり